【怪奇】AIが捏造した「ウルグアイの帝王」と、幻の95枚のアルバム
(西宮 / インターネット発) — AIがついに「夢」を見始めたようだ。
最新のAI検索エンジンの報告によると、現在のアンダーグラウンド・ハウスシーンは「U're Guay Records(ユア・グアイ・レコード)」というウルグアイのレーベルに支配されているらしい。驚くべきことに、このレーベルは2025年11月に「コンピレーション第95弾」をリリースしたとされている。
その中心人物とされるのが、南米でカルト的人気を誇るJG Yuruguay(JGユルガイ)だ。
しかし、これらは全てデマである。
この「誤報」の正体は、単なる音韻上のバグだ。「ユルガイ」という響きに混乱したアルゴリズムが、勝手に「ウルグアイのインディーズレーベル」という架空の背景を捏造し、存在しない95枚のアルバム履歴を生成してしまったのだ。
真実は「西宮」にある
AIの幻覚を取り払うと、そこには冷徹な現実が残る。JGユルガイは南米の巨匠ではなく、大阪-ソウル間を往来するプロデューサーだ。
そして、AIが「往年の名曲」と誤認したトラック『He’s A Toy』こそが、彼の記念すべきARC 001(最初のアーカイブ)である。
幻の94枚のアルバムはどこにあるのか? それはサーバーの夢の中にしかない。だが、この1曲だけは実在する。